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【就活】内定ゼロ 傾向と対策

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 毎年就職活動に立ち会っていると、内定がもらえず、夏場に汗をかきながらスーツで企業まわりをしている学生、秋になっても閑散としたガイダンスに足繁く通っている学生、そのままフリーターになってしまう学生などに出会います。

 
この記事では本人の資質や試験結果ではなく立ち回りに問題があるケースについてアドバイスしていきたいと思います。
 
 

スタートダッシュが遅い

ここ数年ですと、いわゆる経団連ルールに則り採用選考開始は3月となっています。しかし、実態は、3年生の夏あたりからのインターンシップからエントリーと選考は水面下で始まっているので、スタートが遅い人は完全に不利になります。就活はある意味バーゲンセールのように情報収集と動きの早い者が勝つのです。企業側としても採用活動というのは時間もコストもかかりますので、目標とする人数が確保できれば早々に終了してします。つまり、時間がたてばたつほどチャンスは少なくなります。
 

人気企業ばかり狙って動いてしまう

一部上場企業や就職したい企業ランキング上位に入るような会社は、競争率も相当なものです。

内定競争倍率「高い50社、低い50社」はどこか | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン |

就活スタート時に人気企業だけにエントリーを絞ってしまうと、全敗だった際にはすでに不人気業種の求人しか残っていない状態になります。それでもまだお宝のような求人が出ることに淡い期待を抱いて、結局内定がないまま夏を超えてしまうのです。
就活スタート時点から人気企業だけでなく、滑り止めの気持ちで、少しでも興味をもった企業にはどんどんエントリーしておくのが無難です。
 

自分にはどんな仕事が向いているか考え過ぎてしまう

就活を始める時点で、業種や仕事内容の志望が明確に定まっている学生というのは一握りです。「自分にはどんな仕事が向いているだろうか?」と悩んでいるうちに時が過ぎてしまい、結果手遅れ、というパターンです。自分の好きな仕事に就ける人はほんの一握りです。皆、生きていくために仕事をするのだと覚悟を決めてどんどんエントリーしましょう(意外と自分に向いていないと思った仕事が天職になることもあります)
 

内定をもらったらその企業に決めなくてはいけないと思っている

「内定をもらってしまったらその企業に入らなくてはいけない」「それほど気持ちがないのにエントリーするのは失礼かも」などの理由で出遅れてしまう学生がいます。
まず前提として、現在は売り手市場であり学生有利です。
 
 
企業の採用担当者も、内定した学生が他社の選考を控えていたり、内定をすでにいくつも持っていたりすることは重々想定しています。ほとんどの企業は10月1日に内定式を行うため、人事担当はここをひとつのゴールに考えています。逆に言えば学生は、9月上旬くらいまでは内定を保持して、手持ちの内定カードの中で悩むことが可能です。
 
※このような時代背景の中で、いわゆるオワハラ(入社誓約書などで「もううちに決めて就活は終了しなさい」とプレッシャーをかけてくる行為)をしてくる会社は、本命でないならすんなり辞退しましょう。企業体質が伺い知れます。
 
よって内定ゼロを回避する必勝法としては、とにかくスタートダッシュで人気企業にこだわらず多数の企業へエントリーし、内定を取っておきまくり、その後考えれば良いとということです。
 
また、ガイダンスや説明会の場では企業も良いことしか言いません。内定後のフォローイベントや報告連絡の中でこそ、企業の本質が見えるのです。
 

 注意点

とはいってもやみくもにエントリーするのも・・・と思うでしょうから、企業選び、仕事選びのワンポイントアドバイスをしておきます。
 
就活は明瞭な進路ビジョンを持っている一部の方をのぞいて、基本は引き算の作業です。
  • 給与がよい
  • 休みが多い
  • 成長が期待できる
  • 転勤がない
  • 地元で働ける
  • 世間体が良い
 などベースになる要件をすべて満たす奇跡の出会いを期待してはいけません。
その中で何を妥協出来るか、を最初に考えておくと、企業選び、仕事選びがスムーズになると思います。
 
とにかく、内定ゼロの状態は正常な判断を鈍らせます。スタートダッシュを怠けずに、まずは多くの内定を勝ち取ることを意識しておきましょう。