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仕事が速い人の極意「完成度30%で構わないから早く見せる」

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仕事が遅い原因は、スキル不足、物理的な速度不足、段取り不足などいくつか原因はありますが、多くの場合は根本的に依頼主の期待するものを掴み切れていないため、修正ややり直しといった後ろ向きな仕事に追われる結果、相対的に時間が足りなくなり「仕事が遅い」と言われてしまうのです。
 
概ね陥りやすい流れとしては
 
・依頼を受ける
・できるだけ完成形に近づけて期限間近で依頼主に提出する
・多くのダメ出しを受ける
・時間がない中で修正、またはゼロからやり直し
 
反面、仕事が速い人は
 
・依頼を受ける
・30%ほどの完成度のラフを上司に提出
・修正ポイントや勘違いを修正
・これを段階的に繰り返し、最終的なダメ出しは受けない
 
たしかに、ニーズを満たした完成形を相手に叩きつけて一発合格するのは気持ちが良いものです。ですが、ビジネスの場ではそういったことは稀です。なぜなら時間の経過とともに依頼主のニーズも変化していくからです。いくら最初に方向性や仕様を確認していても、時間経過とともに状況の変化から若干のズレは生じ、それは期限においては
大きな差異となっていきます。
 
だからこそ「相手がきちんと依頼内容を言ってくれないから・・・」と愚痴っても意味がないのです。
 
これを防ぐためには答えは一つ。完成までの道のりの途中で、ちょこちょこ依頼主に確認することです。
 
①依頼を受けた段階でポイントを確認しておく
②30%の段階で「ラフですが」と言って確認を取る
 (構成やデータポイントをざっくり。手書きベースでもOK)
③70%の段階で再度確認。細かな修正点や依頼時との変化による軌道修正を確認
④提出時は依頼主の期待+αの要素も足しておく
 
といった風に仕上げていくと良いでしょう。
 
こうすると依頼主の期待に反することがほぼ無く。最終段階で+αした部分も採用されれば、120点の評価になりますし、もしその+α分が不採用になっても評価は100点で損はありません。大幅な修正によりスケジュールが詰まることがないですし、期限を守れないこともありません。プロセスの中で依頼主が求めない部分を頑張り過ぎて時間を無駄にしてしまうことを防げるのです。
 
依頼主からしても適切に途中経過を確認してもらうことはありがたいことです。期限ギリギリまで頑張られると、気持ち的にも時間的にもダメ出しをし辛くなり、結果妥協してOKとするしかない場合もあります。結果「OK」と言われたとしてもあなたの評価はマイナスになることもあるのです。
 
ベストセラー「入社1年目の教科書」の中でもこう書かれています。

 
ビジネスの現場は、誰の助けも借りず、何も見てはいけない学校の試験とは違います。人の力を使うことは悪ではないのです。
求められるのは、良い成果を出すこと、それにスピードです。すべてのリソースを総動員して、より良いアウトプットを1秒でも早く出すことを心掛けてください。
(中略)
「もう少し質の高いレポートに仕上げてから持っていこう」「中途半端な段階で持っていくと、上司から怒られるからなあ」僕にはそういった遠慮する気持ちは、まったくありませんでした。むしろ怖い上司だからこそ多くを学べると考えたのです。自分でできる範囲を仕上げたら、できるだけ早く見てもらったほうがプラスになると考えました。
(中略)
仕事を抱え込んだ末、締め切り直前に提出したものが誤った方向に進んでいたらどうなるでしょう。方向転換は、早ければ早いほどいいのです。
上司が忙しそうだから相談しにくいという遠慮は必要ありません。上司の仕事というのは、部下の力を引き出してより良い成果を上げることだからです。忙しいから部下の相手はできないという言い訳は成り立ちません。
上司に配慮したいのであれば、5分だけでもいいのです。重要なポイントだけをし「この部分につまずいています」と相談してください。あるいは「その点は悩まなくていいよ。むしろこっちに力を入れてくれ」という助言を得られるかもしれません。それだけでも、仕事の進め方はまったく変わってきます。
この点は、一つ目の原則「頼まれたことは、必ずやりきる」につながります。抱え込んだうえに仕上げた仕事が見当違いの方向に進んでいたら、やりきったことにはならないからです。